2021会津庄内下越旅行:1日目ダイジェスト
行程(2021.9)
宇都宮6:58→黒磯7:49:東北本線 普通黒磯ゆき
郡山9:38→会津若松10:55:磐越西線 普通会津若松ゆき
会津若松14:33→喜多方14:49:磐越西線 普通新津ゆき
喜多方17:02→新津19:14:磐越西線 普通新津ゆき
新津19:19→新潟19:39:信越本線 普通新潟ゆき
18きっぷシーズンでないのになぜか鈍行の旅が企画され、東京発、会津若松・新津・高崎経由で大宮まで戻ってくる6の字切符と、きらきら日本海パスの合わせ技でかなり交通費自体は節約できた旅行になった。
1日目は距離的には近い割に広大な未訪問地帯として残されていた会津盆地を散策。とりあえず新白河で西郷村と白河市の境界がマージナルなのを確認して白河名産達磨に睨まれつつ東北入りを実感。デスティネーションキャンペーンの「ようこそ ○○駅へ」が夏からひたすら東北に来た感を醸し出しまくっている。実は2020年まで東北を訪問したことがなかったのでこういう幕があると東北というような刷り込みがある。
郡山からひたすら悪線形を登ったり降りたりしながら会津若松へ。駅の観光案内所で電動レンタサイクルを借りて、4時間弱で市街地の半分程度を回る少し駆け足の計画。
とりあえず重要文化財は見ておきたいので滝沢本陣とサザエ堂へ。サザエ堂は方向感覚がなくなる不思議な作り(というか、そこではなくて、すれ違いを廃止できる不思議な作り)で面白かった。滝沢本陣はしばらく休業中とのことで外観見学。
さざえ堂や白虎隊の史跡に行くにあたって自転車を置く場所がよくわからなかったが、正解はだいぶ手前にある市営駐車場の片隅だったらしい。駐輪場を探して彷徨っていたら結局歩くのと同じぐらい時間がかかってしまい行程の崩壊が危ぶまれた。
急いでソースカツ丼店までたどり着いて食事を取ろうと、御薬園を爆速観光していると雨が降ってきてさらによろしくない感じになってきた。御薬園はハイ・シーズンでもないので校外学習の中学生しかいなかった。
昼食は口コミが良かったと言う理由でとん亭さんで、桜肉のロースカツ丼。多少値は張ったがここでしか食べられなさそうなもので、かつヘルシーでおいしかったのでよしとしましょう。馬肉も食べたことなかったですがおいしいんですね。
そのあとは天気があまり優れない中で鶴ヶ城へ。できれば青空に映えていて欲しいところだが致し方ない。そうでなくても雄大で、中の展示もじっくり見させていただきました。
そのあとは会津若松市役所や七日町のあたりを猛スピードで観光。とにかく忙しかった。近代建築や蔵の街並みがそれなりに残されており観光の価値は当然ある(が交通手段的に飲酒とか購入とかそういうことができないのが惜しまれるところ)。
駅に戻るともう磐越西線の発車時刻10分前ぐらいになっていて急いで気動車に乗り込む。喜多方で下車してひたすら徒歩観光。駅から結構遠いので時間がかかってしまった。
大和川酒造や中心部の蔵の街並みを眺めた後に上町の旧甲斐家蔵屋敷を見学。蔵を建てられるようになって男は一人前という文化の中で、さすが豪商とあって良い材を使って豪奢な建築が行われていました。
小田付の重伝建はさらに川向こうなのでとぼとぼ歩いていると、北塩原の方角に大きな虹がかかっていました。虹が出るほどは降られてないので純粋にいい話だと思った。肉眼ではうっすらと副虹まで観察できました(重伝建とセットで撮ろうとしたらすぐに消えてしまった、と言うか角度の問題がある)。
しばらくして南小田付に到着。車通りはあるが全く人通りがないので怪訝な顔でさっさと通過してしまった。特に商業の集積があるわけでもないし、何か観光施設が開いているわけでもなくただただ静かという感じになってしまいました。
市街地の方に戻り蔵ポストや煉瓦蔵を見学(煉瓦蔵にまちなみが好きそうな高校生の同業者がいて少し驚いた)。なぜかラーメンを食さず学生で満杯のGV-E400 に乗り込む。
野沢ぐらいで学生はみんないなくなり、津川に着く頃には日も暮れて、何がなんだかわからない急カーブとトンネルと橋を縫うように気動車は暗闇を切り裂いていた。五泉ぐらいから車内は賑わいを取り戻して新津・ダッシュが発生し、無事に新潟駅に到着。時短措置なのかよくわからないが、新潟駅の土産物館のようなところはすでに閉まっており、万代まで行っても営業時間的に微妙だったので駅でへぎそばを食べることに。昼がボリューミーだったのでまあこれでもいいでしょう。食感がいいし、わさびがいい仕事してました。(なんかのキャンペーンで数十円引きになった気がするが詳細は忘れました。)
近くのアルファーワン(アダプターを借りないとWiFiが使えないがそれ以外はなんの問題もない)に投宿し、さっさと就寝しました。